韓国チキン完全ガイド。キョチョンのハニーチキンからBHCのッップリンクルまで、ソウルで食べるべき7大チキンブランドを紹介。
現代の韓国フードカルチャーを語る上で、フライドチキンは欠かせない存在です。日が暮れたソウルの街を歩けば、ほぼすべてのブロックにチキン店の看板が輝き、揚げたてのチキンの香ばしい匂いが夜風に乗って漂ってきます。韓国チキンはただのファストフードではありません。**二度揚げ(ダブルフライ)**という技法で作られる、驚くほどカリカリの衣が特徴の料理芸術です。
韓国チキンの魅力は、味のバリエーションの豊富さにもあります。定番のクリスピーオリジナルに加え、ヤンニョム(甘辛ダレ)、カンジャン(醤油ガーリック)、ハニーバター、チーズパウダー、さらには季節限定の創作フレーバーまで、選択肢は無限大。各フランチャイズが独自のこだわりを持ち、韓国人の間では「どのブランドが一番か」という議論が白熱します。
そして忘れてはならないのがチメク(치맥)——チキンとビール(メクチュ)の黄金コンビです。単なる食事ではなく、友人同士が夜遅くまでチキンを囲んでビールを飲む、韓国の社交文化そのもの。観光客にとって韓国チキンフランチャイズは最高に便利です。どこにでもあり、写真付きメニューや英語対応も多く、デリバリーもいつでも利用可能。このガイドでは、ソウルで押さえるべき7大ブランドを紹介します。
キョチョンは韓国チキンのゴールドスタンダードです。最大の特徴は手塗りソース——一つひとつのピースに丁寧にソースを塗る製法で、均一で深い味わいを実現しています。看板メニューのハニーオリジナルは、甘くて香ばしいコーティングが絶品。カンジャン(醤油ガーリック)も旨みたっぷりで人気です。辛いもの好きにはレッドシリーズがおすすめ。最もプレミアムなフランチャイズとして常にランキング上位に位置し、その実力は食べれば納得。1羽**₩18,000〜22,000**。
キョチョンチキン(교촌치킨)は1991年創業の韓国で最もアイコニックなフライドチキンブランドです。創業者クォン・ウォンガンが発明した「二度揚げ」技法 — 一度目で中まで火を通し、二度目で極薄のパリパリ衣を作る — が韓国フライドチキンの基準を確立。
1995年創業の韓国最古参フライドチキンフランチャイズ。3,500店舗以上を展開し、長年の信頼を築いてきました。代名詞はゴールデンオリーブチキン——オリーブオイルで揚げることで、軽やかで油っぽくない仕上がりに。美しい黄金色の衣がたまりません。しっかりした味が好みならヤンニョムチキンやシークレットソースもおすすめ。クラシックで安定感のある韓国チキン体験ができます。1羽**₩18,000〜22,000**。
BBQチキン(BBQ치킨)は韓国最大の店舗数を誇るチキンフランチャイズで、1995年にユン・ホングン氏が創業。「Best of the Best Quality」の略。
BHCの人気を爆発させたのがッップリンクル(뿌링클)。チーズとハーブのシーズニングパウダーが別袋で付いてきて、揚げたてチキンを袋に入れてシャカシャカ振ってまぶすスタイル。チーズの風味が効いた中毒性の高い味わいで、振る体験自体が楽しいんです。他にも、スモーキーなマチョキングやプレミアムクリスピーのゴールドキングなど実力派メニューが揃います。若者やトレンドに敏感な層に特に人気で、店舗もモダンな雰囲気。₩18,000〜24,000。
BHCチキン(BHC치킨)は韓国最大の店舗数と売上を誇るチキンフランチャイズで、全国2,200店舗以上。2014年に発売された「ップリンクル」(뿌링클)が社会現象に — ブルーチーズ、チェダーチーズ、オニオン、ガーリックを配合した甘いチーズシーズニングパウダーをたっぷりまぶしたフライドチキン。
ネネチキンは韓国チキン界のクリエイター。常に新しいフレーバーに挑戦していますが、最大のヒットはスノーリングチキン——カリカリチキンの上にサクサクのオニオンリングを乗せ、クリーミーな「スノーソース」をかけた一品。SNSでバズって定番メニューになりました。2つの味を一度に楽しめるハーフ&ハーフ(반반)も人気で、迷ったらこれがベスト。季節限定メニューも常にファンを飽きさせません。1羽₩18,000〜25,000。

ネネチキン(네네치킨)は1999年創業の韓国最古のフライドチキンフランチャイズの一つ。「네네」は韓国語で「はいはい」の意味。
グンネは他とはまったく違うアプローチ——チキンを揚げずにオーブンで焼くスタイルです。ヘルシーに韓国チキンを楽しみたいなら、グンネ一択。高温ローステイングでジューシーな中身とパリッとした皮を実現しています。看板メニューのボルケーノチキンは、スパイシーなシーズニングがやみつきになる一品。ソウルのファストフードの中でも本当にヘルシーな選択肢でありながら、味は一切妥協なし。₩18,000〜22,000。
グンネチキン(굽네치킨)は、2005年創業の韓国唯一のオーブンロースト専門チキンチェーンです。「굽다(焼く)」が名前の由来。
マムズタッチは型破りな存在。丸ごとチキンではなく、ファストフードスタイルで巨大なチキンバーガーやテンダーを驚きの低価格で提供しています。チキンバーガーのセットが**₩5,000〜9,000という圧倒的コスパ。韓国チキン界のバジェットキングです。もう少しトラディショナルな味が良ければカンジャンチキン**もあり。観光の合間にサッと食べるのに最適——カウンターで注文してすぐ食べられます。

マムズタッチ(맘스터치)は韓国最大のバーガーフランチャイズで、約1,490店舗を展開しマクドナルドを超える店舗数を誇ります。1997年創業、韓国式バーガー+フライドチキンの独自コンセプト。
プラダクはシンプルを極めています。クラシックな二度揚げチキンに特化し、ひと口かじれば「パリッ」と割れるほどの極上クリスピースキンが自慢。派手なソースや仕掛けはなし——完璧に仕上げた黄金色のカリカリチキンだけで勝負。このシンプルさこそが魅力で、純粋なクランチ感のファンが絶えません。ガーリックや醤油フレーバーも、カリカリ感を損なわない絶妙な味付け。1羽**₩17,000〜20,000**とプレミアム帯ではお手頃です。
プラダックチキン(푸라닭)は韓国のプレミアムフライドチキンチェーンで、2002年創業。マットブラックのパッケージがK-ドラマやSNSで話題に。
ソウルでのチキン注文は、基本を押さえれば簡単です。**1羽(한마리/ハンマリ)が標準で、2〜3人分。味が決められない場合は、多くのフランチャイズが対応しているハーフ&ハーフ(반반/バンバン)**がおすすめ——1つの注文で2種類の味を半分ずつ楽しめます。
デリバリーを利用するなら、YogiyoまたはBaemin(배달의민족)アプリをダウンロード。韓国のチキンデリバリー文化はすごく、ホテルやAirbnbまで深夜2〜3時でも届けてくれます。NaverマップやKakaoMapから注文できる店舗も多いです。
チメク体験もお忘れなく——レストランでチキンと生ビールを注文すれば、本場の韓国体験の完成。ほとんどのチキン店は深夜まで営業しており、ソウル観光の締めくくりに最適です。